真言宗の正式念珠(女性用)です。4つの梵天房がついた二輪で、一般的には振分(ふりわけ)念珠といわれます。房の軸部分が長く作られるため、菊房と呼ばれることも多くあります。
こちらの正式念珠の珠には柘植(つげ)を使用しております。
柘植は葉は対生・楕円形で小さく堅い、春には淡い黄色の細かい花を付ける木です。本黄楊とも呼ばれる本材は黄褐色で木質が極めて緻密である為、櫛・将棋の駒・印材などに幅広く利用されています。とても堅さのある木材で末永くお使いいただけます。
房は正絹房(シルク)を使用しております。高級念珠にはこの正絹房が必ず使われます。繊維の性質上、肌の弱い方にも安心して使えますし、抗菌作用・消臭作用があります。
桐箱に入れてお届けさせていただきます。桐材は湿度を一定に保ち、虫も寄せ付けない効果がありますので保管にもとても便利です。
こちらの念珠は京都で作られており、京念珠と呼ばれます。京念珠はすべて手作りで京都の数珠職人が匠の技で仕立てた逸品です。また1つ1つ力の強弱をつけながら仕上げていくことで、微妙な加減が、丈夫で長持ちする珠数になります。