高野位牌は、和歌山県北部の高野山で、寛延から宝暦頃（1748〜1763年頃）に、高野山のお寺に納めるために、高野位牌が作られたのが始まりです。木地師、塗師、箔押師、蒔絵師といった名匠が、長い年月の中で受け継がれ、培った様々な技術で、一つ一つのお位牌を丹精込めて仕上げていきます。機械では作ることのできない、手加工によるお位牌は、故人様への想いが届くように、心を込めた物作りから生まれた、芸術品のような逸品です。

「蓮華が三層に重なった立体的な位牌 」

彫り物は、茄子座の唐草透かし彫り、つぶ座の彫刻など、末座の花菱模様など細部まで難易度の高い彫刻が彫られた、職人の魂が込められた逸品です。

そして、「吹蓮華」という高級品に使用するパーツが使用されています。蓮華座が四層に分かれ、各層が手彫りで緻密に彫刻され、荘厳な造りになっております。また、金粉は最高純度(98.91％)の金沢製、五毛色金粉を使用しており、まさに黄金色に輝きます。

一番下の台座の裏には、「裏金」と呼ばれる技法で、金箔が押され、奥ゆかしく輝き、より一層の気品が感じられます。

• 3.5寸：304700円
• 4.0寸：304700円
• 4.5寸：314800円
• 5.0寸：325000円
• 5.5寸：329900円
• 6.0寸：335100円
• 7.0寸：405200円